インタビュー
――茨鉄との出会い
きっかけはBBQでしたね笑。仕事を求めていた頃、友人の父に誘われて参加したBBQで茨鉄の社員がいて、その縁がつながり就職しました。
大きな夢があるのではなく、地元からは出たくない、働きたい、生活を整えたいと思っていた18歳のことです。当初は鉄筋のことは何も知らず、はじめの頃は加工場で働いて、鉄筋の種類や、どんな加工を行うのか、など鉄筋や仕事内容を知っていき、現場にも出るようになって行きました。
――茨鉄の、ここがすごい！
他の鉄筋業界から転職してきた人が驚くのは工場ですね。「屋根と壁が揃っている加工場は業界内でもそれほどない」と言われます。自分はこの会社しか知らないのですが、それを聞いてすごいなと思いました。しかもそれをかなり前に作ったそうで、先代の社長に頭が下がります。やはり外で保管していないので、すごくきれいなんです。現場に運んで組み立てた時に、ウチの鉄が青いまま輝いている様子を目にすると、改めて会社に所属しているうれしさや誇らしさを感じます。
――仕事のやりがい
都内などの高層ビルと比べると大きくはないですが、茨城だからこその広い敷地を使った建物や公共工事も多く、生活の中で役立つ建物に携わっていることがやりがいです。なかでも1年半かかったゴミ処理場建設の仕事は、普段利用するだけでは見ることができない内の様子も見ることができて仕事だからこその醍醐味を感じました。完成後に車で近くを通った際、妻と子どもに「ここの仕事パパがずっとやってたんだよ」と話すと、えー！すごい！と驚いてくれて、形として残る仕事をしているのだと、自信にもつながっています。
――会社のイメージ、良いところ
会社はアットホームなイメージで、仕事の話もプライベートの事もなんでも言える関係がうれしいです。なんでも相談できる人生の先輩がいることは心強く感じますね。
資格試験の際に補助金が出ることがありがたいです。全額支給のものもあり、資格を取るとできる仕事の幅も拡がり、給料にも影響するので感謝しています。
――仕事の成長。そして将来の目標
最初は、組み立てるだけで精一杯だったのが、工程を把握して期日に合わせるために必要な人数はどれくらいかなどを考え、仕事の
優先順位を意識するようになりました。また、鉄筋だけの仕事では建物はつくれないので、周りの業者さんも含めた、やりやすい環境をどうやって作っていくか。そういう事を考えることができるようになりました。自分達の工程だけではなく現場全体のスムーズな進行を心がけていきたいです。
ずっとお世話になっているので、会社を盛り上げていければとは思っています。大きなことで言うと、建設業全体が盛り上がっていけるように何かできたらとも考えています。やはり若い人が少ないです。人材が少ないと言われていますが少なくて忙しければそれだけ稼げると思いながら頑張っていきたいですね。
目指す人へ、メッセージ
辛くて厳しいイメージが先行する建設業ですが、昔と違ってずいぶん変わってきていると思います。重いものを運ぶのはクレーンなどもあったりと、危ない作業は少なくなってもきていますからあまり恐れないで大丈夫です。
建築は世の中に必要な業種ですから、なくなることはないと思います。そして将来的にロボットやAiが発達しても、鉄筋の組み立て自体は人間じゃないと行えないはずです。技術を身につければこれから先も続けていける、働いていける仕事ですから、挑戦してみてほしいと思います。
1⽇のスケジュール《現場編》
